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観光まちづくり研究会とは

「観光まちづくり」とは?

観光はこれまで地域にとっての産業として雇用と税収をもたらすものと位置づけられてきました。しかし地域の生活や環境を無視した観光開発は、地域コミュニティの崩壊や自然の荒廃を招くことから、「迷惑な存在」に繋がることもありました。
時代の成熟の中で観光のとらえ方は、かつての物見遊山・珍しいものを見ることから、地域のかけがえのない自然や、暮らしが育んできた文化を楽しむ姿勢へと移りつつあります。
ここに「観光まちづくり」という考え方が必要となってきました。この「観光まちづくり」に定義はありませんが、私達はこう考えます。

「誇りを持って暮らし続けられるまちを育てよう。」
「誇りあるまちを、訪れた人々に楽しんでいただこう。」

観光まちづくり研究会は

私たち研究会は、建設コンサルタント会社3社(建設技術研究所日本工営パシフィックコンサルタンツ)が組織している『国土総合研究機構』の一研究会です。研究会の母体となる3社は、建設コンサルタント業界のトップ3として全国に技術ネットワークを持ち、あらゆる地域でコンサルティングを行っています。私たち研究会のメンバーは、これまで多くの「まちづくり」に関わってきました。

私たちの仕事の基本は、将来にわたって人々が心豊かに暮らし続けることのできるまちを育むお手伝いです。ですから、かつてのような観光振興の名の下に、一過性の観光開発によって地域が荒廃していく悲劇をこれ以上起こさせたくありません。
私たちは、「観光まちづくり」に取り組もうとしている地域の方々を、支援していきたいと思います。そのための仕組み・組織づくりを研究するのが「観光まちづくり研究会」です。
私たちは、「観光まちづくり」を志向する方々の悩みに応え、またより良い観光まちづくりを進める専門組織を1〜2年後につくることを目標に活動しています。

地域の環境を守る仕組みづくりと、観光客に来てもらう仕組みのバランスが取れて初めて「観光まちづくり」が成功すると考えています。

私たちが大切にしたい観光まちづくりの視点

私たち研究会は、観光まちづくりを考える際、以下の3点を大切にしたいと考えています。

  1. 持続可能な成長
    • 子どもたちのこと、地球環境のことを考えると、私たちの世代だけが良ければという発想の観光まちづくりはできません。私たちは、持続可能な地域づくりを志向します。
  2. 自然環境・文化資源の保全と活用
    • 観光まちづくりの対象は、例えば、文化集積度の高い都市観光と自然豊かな地方観光があります。私たちは、地域特性に応じた保全と活用のバランスを見極めるまなざしを大切にします。
  3. 環境容量の範囲内での観光客誘致と、環境容量を増やすための方策
    • 食べ過ぎ・飲み過ぎは、体を壊します。同様に地域も身の丈を越えた観光開発は、環境破壊となります。
      例えば、観光客は水を飲みます、トイレを使います、ごみも捨てます、車で移動します。このために必要な水道・下水道・ごみ処理・道路などは、従来、地域住民の暮らしの容量を基準に作られてきました。そこにたくさんの観光各が訪れれば、その仕組みがパンクするかもしれません。容量の範囲を超える観光客に「来ないでくれ」というのは簡単ですが、それではまちづくりになりません。
      • 「まずは、地域の環境容量を知ること」
      • 「そして、人間が体を鍛えるように、どうしたら環境容量を増やしていけるか」
    • その方策のお手伝いをしたいと願っています。
本サイトを訪れた皆さんへのお願い

今回、ウェブサイトを開設するに際して、このサイトを訪問くださる皆さんにお願いがあります。

  1. 皆さんが「観光まちづくり」活動を行う際に、何に悩み、何を問題としているかをお聞かせ下さい
    • 簡単なアンケート項目を用意しています。本研究会は発足したばかりで、お寄せいただいた悩みにお答えできる人的、時間的余裕がありません。近い将来、アドバイスができる体制を作りたいと願っていますが、現状では皆さんの悩みや課題を把握させていただき、私たちがどんなお手伝いができるかを考えるための情報とさせていただきます。
  2. 「観光まちづくり」に関する皆さんの考えをお聞かせ下さい
    • 日本の自然や文化を楽しみつつ、次世代に継承していくための「観光まちづくり」とは、どうあるべきなのか、是非、ご意見をお聞かせ下さい。